FORMAT COMPARISON
BUFR vs GRIB
BUFRとGRIBはWMOのバイナリ気象コード形式ですが、BUFRは多様な観測データ、GRIBは主に規則的な格子データの交換に使われます。
BUFRとGRIB、どちらを選ぶ?
観測所・高層気球・衛星などの観測レコードを扱うならBUFR、数値予報や格子解析値を扱うならGRIBを候補にします。どちらもedition、表、単位、時刻、座標やローカル定義を確認してください。
BUFR向き
地上・高層・衛星などの気象観測データを符号化・交換する
- 観測値と時刻・位置・測器などのメタデータを構造化して扱う
- WMOコード形式に対応する気象データ処理
GRIB向き
数値予報・気象観測などの格子状気象データの配布と交換
- 予報値や解析値と時刻・格子・パラメーター情報を一緒に扱う
- GRIB対応の気象解析システムでデータを効率よく読む
基本情報を比較
BUFRとGRIBの主な違いを確認できます。
| 項目 | BUFR | GRIB |
|---|---|---|
| 拡張子 | .bufr、.buf | .grib、.grb、.grib2、.grb2 |
| MIME Type | ||
| 主な用途 | 地上・高層・衛星などの気象観測データを符号化・交換する | 数値予報・気象観測などの格子状気象データの配布と交換 |
| 圧縮 | optional_data_compression | edition_and_packing_dependent |
| 開く方法 | BUFR対応の気象処理ライブラリや可視化ソフトを使います。edition、master table、originating centre、descriptor sequence、subset構成、圧縮フラグを確認し、提供元のlocal tableや運用規約も参照してください。 | GRIB対応の気象解析・可視化ソフトやライブラリで読み、edition、centre、parameter、grid、reference time、forecast step、packingを確認します。局所的なコード表や機関独自定義がある場合は、データ提供元の説明も参照してください。 |
| 書き出し・変換 | CSVやnetCDFへ変換するときは、descriptorから列・型・単位への対応、欠損値、時刻・位置、繰り返しsubset構造を確認します。フラット化で階層や関係が失われることがあるため、原本と出力を照合します。 | netCDFや他の科学形式へ変換する際は、格子定義、投影、時刻・予報期間、単位、missing bitmap、packing精度、parameter識別子が維持されるかを照合します。変換後に値と座標を比較し、原本も保管してください。 |
用途別の選び方
作りたいものや使う場面から選べます。
観測値と時刻・位置・測器などのメタデータを構造化して扱う
地上・高層・衛星などの気象観測データを符号化・交換する
BUFR向きWMOコード形式に対応する気象データ処理
地上・高層・衛星などの気象観測データを符号化・交換する
BUFR向き予報値や解析値と時刻・格子・パラメーター情報を一緒に扱う
数値予報・気象観測などの格子状気象データの配布と交換
GRIB向きGRIB対応の気象解析システムでデータを効率よく読む
数値予報・気象観測などの格子状気象データの配布と交換
GRIB向き確認ポイント 1
BUFRは記述子と表で観測項目・構造を定義します。GRIBは格子・製品・データ表現セクションで規則的に分布する数値場を記述します。
使い分け確認ポイント 2
BUFRのメッセージは観測値と位置・時刻などを柔軟に組み合わせ、GRIBのデータは格子点の予報・解析フィールドとして扱われることが一般的です。
使い分け選ぶ理由を詳しく
- 変換時は値だけでなく、descriptorやparameter table、edition、局所表、格子・座標、時刻、単位、欠損値やpacking精度を確認し、原本を保管します。