Format Atlas

FORMAT COMPARISON

NIfTI vs DICOM

NIfTIとDICOMは医用画像で使われますが、NIfTIは主に神経画像解析用のボクセル配列と空間変換、DICOMは臨床検査画像と付随属性の交換を担います。

最終確認: 2026-09-26

NIfTIとDICOM、どちらを選ぶ?

MRI・fMRIの解析ツール間でボリューム画像を扱うならNIfTI、撮影・検査情報を含む画像を医療システム間で受け渡すならDICOMを選びます。変換では向き・左右・ボクセル値と、必要な検査属性が残るかを確認し、目的に応じ原本も保持します。

NIfTI向き

脳画像・神経画像の解析や研究データ交換

  • ボクセル配列と画像の空間・方向情報を解析ソフト間で扱う
  • 単一ファイルまたはヘッダー・画像ペアで画像ボリュームを保存する

DICOM向き

医療画像と関連する検査情報の保存・交換・DICOM対応の医療機器や医療情報システムでの画像管理

  • 画像と検査・患者に関する属性を一緒に扱う
  • DICOM対応ビューアやPACSで検査データを受け渡す

基本情報を比較

NIfTIとDICOMの主な違いを確認できます。

項目NIfTIDICOM
拡張子.nii、.nii.gz、.hdr、.img.dcm
MIME Typeapplication/dicom
主な用途脳画像・神経画像の解析や研究データ交換医療画像と関連する検査情報の保存・交換・DICOM対応の医療機器や医療情報システムでの画像管理
圧縮gzip_optional非圧縮またはコーデックによる
開く方法NIfTI対応の神経画像解析ソフトやビューアで開きます。`.hdr`と`.img`は対になるファイルなので両方を同じ名前で保持し、画像の向き、左右、ボクセル寸法、qform/sform、時間単位を確認します。gzip版は対応ツールで直接開ける場合があります。DICOM対応の医用画像ビューアやPACSで開きます。読み込めない場合は拡張子だけで判断せず、ファイルがPart 10形式か、ビューアがデータセットのTransfer Syntaxに対応するかを確認します。
書き出し・変換DICOMや他の画像形式との変換には対応ツールを使います。変換後にボクセル値、次元、向き、左右、座標変換、時間情報を確認してください。NIfTIへ変換してもDICOMの検査属性・装置情報がすべて維持されるとは限らないため、原本や必要なメタデータを別途保管します。閲覧・共有用にJPEGやPNGへ書き出せますが、通常は画像の画素だけを取り出すため、検査属性、複数フレーム、元の符号化情報などが保持されない場合があります。医療用途では変換後の画像と属性を確認し、元のDICOMも保管してください。

用途別の選び方

作りたいものや使う場面から選べます。

ボクセル配列と画像の空間・方向情報を解析ソフト間で扱う

脳画像・神経画像の解析や研究データ交換

NIfTI向き

単一ファイルまたはヘッダー・画像ペアで画像ボリュームを保存する

脳画像・神経画像の解析や研究データ交換

NIfTI向き

画像と検査・患者に関する属性を一緒に扱う

医療画像と関連する検査情報の保存・交換・DICOM対応の医療機器や医療情報システムでの画像管理

DICOM向き

DICOM対応ビューアやPACSで検査データを受け渡す

医療画像と関連する検査情報の保存・交換・DICOM対応の医療機器や医療情報システムでの画像管理

DICOM向き

確認ポイント 1

NIfTIは通常、3次元以上のボクセル配列をヘッダーとともに保存し、qform/sformでボクセル座標から空間座標への変換を記録できます。DICOMはデータ要素とTransfer Syntaxを用い、画像だけでなく検査・装置などの属性も表現できます。

使い分け

確認ポイント 2

NIfTI-1は`.nii`単一ファイル、`.nii.gz` gzip圧縮ファイル、または`.hdr`と`.img`のペアで流通します。DICOM Part 10はファイルメタ情報とデータセットを含み、画像は複数のインスタンスやフレームに分かれる場合があります。

使い分け

選ぶ理由を詳しく

  • NIfTIは神経画像解析や研究の受け渡しに適し、DICOMは臨床画像の保存・通信・検査コンテキストを保つ用途に向きます。NIfTIへの変換でDICOM属性や構造の一部が失われても、画素配列だけでは検出できないことがあります。

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参考資料・仕様