FORMAT COMPARISON
Apache Arrow IPC vs Parquet
Arrow IPCとParquetはどちらも列指向データを扱いますが、Arrow IPCは主にプログラム間の高速な交換、Parquetは分析データの保存と取得に向いています。
Apache Arrow IPCとParquet、どちらを選ぶ?
対応する言語・分析エンジン間でデータを移すときはArrow IPC、データレイクなどに保存し、必要な列や行グループを効率よく読みたいときはParquetを検討します。読み手の実装とデータ型の対応も確認してください。
Apache Arrow IPC向き
列指向テーブルデータを対応するプログラムや言語間で交換する・分析処理用のデータセットをArrow対応ツール間で受け渡す
- Arrow対応のライブラリや分析エンジン間で型情報を保ってデータを移動する
- ファイル版でRecord Batchへランダムアクセスする
Parquet向き
分析基盤向けの列指向データ保存
- 必要な列だけを読み込む大規模な表形式データ
基本情報を比較
Apache Arrow IPCとParquetの主な違いを確認できます。
| 項目 | Apache Arrow IPC | Parquet |
|---|---|---|
| 拡張子 | .arrow、.feather、.arrows | .parquet |
| MIME Type | application/vnd.apache.arrow.file、application/vnd.apache.arrow.stream | application/vnd.apache.parquet |
| 主な用途 | 列指向テーブルデータを対応するプログラムや言語間で交換する・分析処理用のデータセットをArrow対応ツール間で受け渡す | 分析基盤向けの列指向データ保存 |
| 圧縮 | 非圧縮またはコーデックによる | columnar_data |
| 開く方法 | Apache Arrow対応ライブラリや分析ツールで読み込みます。拡張子が.arrowならファイル版、.arrowsならストリーム版が一般的ですが、受け側が期待するIPC形式と圧縮 codec の対応も確認してください。Feather形式として扱う場合は、古いFeather V1との互換性にも注意します。 | Parquet対応の分析ツールやライブラリでスキーマ、列、行数、型を確認します。 |
| 書き出し・変換 | Parquetは分析データの保存・配布、CSVは単純な表データ交換向けの候補です。変換するとArrow独自の型、ネスト構造、辞書エンコードや圧縮設定が変わったり失われたりする場合があります。受け側に必要な型と精度を確認し、元データを保管してください。 | CSVなどから変換する際は、型、null、日時、文字コード、パーティションの扱いを確認します。 |
用途別の選び方
作りたいものや使う場面から選べます。
Arrow対応のライブラリや分析エンジン間で型情報を保ってデータを移動する
列指向テーブルデータを対応するプログラムや言語間で交換する・分析処理用のデータセットをArrow対応ツール間で受け渡す
Apache Arrow IPC向きファイル版でRecord Batchへランダムアクセスする
列指向テーブルデータを対応するプログラムや言語間で交換する・分析処理用のデータセットをArrow対応ツール間で受け渡す
Apache Arrow IPC向き必要な列だけを読み込む大規模な表形式データ
分析基盤向けの列指向データ保存
Parquet向き確認ポイント 1
Arrow IPCはArrowの列指向型やRecord Batchをファイルまたはストリームとして直列化し、ファイル版ではフッター情報によるランダムアクセスが可能です。
使い分け確認ポイント 2
Parquetは行グループ、列チャンク、ページを用いる保存用ファイル形式で、エンコードと圧縮を組み合わせた読出し・保存効率を重視します。
使い分け選ぶ理由を詳しく
- Arrow IPCのファイル・ストリームは互換形式ではありません。Parquetも実装ごとに型・機能対応が異なるため、長期保存や異種ツール間交換では実際の読み書きを検証します。