FORMAT COMPARISON
GeoPackage vs GeoJSON
GeoPackageとGeoJSONは地理情報を扱いますが、GeoPackageはSQLiteベースの多層データベースコンテナー、GeoJSONは地物を表すJSONテキスト形式です。
GeoPackageとGeoJSON、どちらを選ぶ?
複数レイヤー、タイル、属性を一つのファイルにまとめ、SQL検索やオフライン利用をしたいならGeoPackageを検討します。Web APIや軽いデータ交換で、テキストとして確認しやすい地物データが必要ならGeoJSONが扱いやすい選択肢です。座標参照系、拡張機能、対象アプリの対応を確認してください。
GeoPackage向き
ベクター地物・地図タイル・属性をまとめた地理空間データの配布・利用
- オフライン地図やGIS間で複数種の地理データを単一ファイルで扱う
GeoJSON向き
地理空間データの交換・Web地図表示
- 地点・線・面などの地理情報をJSONベースで扱う場面
基本情報を比較
GeoPackageとGeoJSONの主な違いを確認できます。
| 項目 | GeoPackage | GeoJSON |
|---|---|---|
| 拡張子 | .gpkg | .geojson、.json |
| MIME Type | application/geopackage+sqlite3 | application/geo+json |
| 主な用途 | ベクター地物・地図タイル・属性をまとめた地理空間データの配布・利用 | 地理空間データの交換・Web地図表示 |
| 圧縮 | none | none |
| 開く方法 | GeoPackageに対応するGISソフト(例:QGIS)で開き、収録レイヤー、座標参照系、拡張機能を確認します。SQLiteツールで表を見られる場合もありますが、地物のジオメトリやタイルの解釈には対応ソフトが必要です。 | GeoJSON対応の地図ツールやテキストエディタで開き、地図上で位置と形状を確認します。 |
| 書き出し・変換 | GeoJSON、Shapefile、MBTilesなどへ書き出せます。変換先が複数レイヤー、属性、座標参照系、タイルをすべて保持するとは限らないため、出力後に件数・座標・属性・表示結果を確認します。 | 別形式へ変換する場合は、座標、属性、形状、座標参照系の扱いを確認します。 |
用途別の選び方
作りたいものや使う場面から選べます。
オフライン地図やGIS間で複数種の地理データを単一ファイルで扱う
ベクター地物・地図タイル・属性をまとめた地理空間データの配布・利用
GeoPackage向き地点・線・面などの地理情報をJSONベースで扱う場面
地理空間データの交換・Web地図表示
GeoJSON向き確認ポイント 1
GeoPackageはOGCスキーマに従うSQLiteデータベースで、ベクター地物、ラスタータイル、属性テーブルを格納できます。GeoJSONはJSONのFeatureやFeatureCollectionで地物と属性を表し、仕様の座標系はWGS 84経度・緯度です。
使い分け確認ポイント 2
GeoPackageは複数のテーブル・レイヤーを一つに収め、SQLで属性を検索・更新できます。GeoJSONはテキストとして読みやすく、APIやWeb地図で受け渡しやすい一方、データベースのクエリやタイルピラミッドを標準機能として定義しません。
使い分け選ぶ理由を詳しく
- GeoPackageの拡張やタイル形式はアプリごとに対応差があり、SQLiteファイルなら何でもGeoPackageというわけではありません。GeoJSONはCRSを任意に差し替える旧来の記述に依存せず、座標順序とWGS 84の前提を守る必要があります。