FORMAT COMPARISON
MBTiles vs MVT
MBTilesはSQLite内のタイル集、MVTはベクトルタイルの符号化です。競合する同じ階層の形式ではなく、組み合わせて使えます。
MBTilesとMVT、どちらを選ぶ?
オフライン配布するタイル集にはMBTiles、個々のベクトルタイルの内容や配信を扱うときはMVTを検討します。
MBTiles向き
縮尺別の地図タイルを一つのファイルで渡す
- 対応地図アプリでオフライン地図を使う
MVT向き
地物をタイルに分けて配信する
- 表示に必要なレイヤーと属性を段階的に取得する
基本情報を比較
MBTilesとMVTの主な違いを確認できます。
| 項目 | MBTiles | MVT |
|---|---|---|
| 拡張子 | .mbtiles | .mvt |
| MIME Type | application/vnd.mapbox-vector-tile | |
| 主な用途 | 縮尺別の地図タイルを一つのファイルで渡す | 地物をタイルに分けて配信する |
| 開く方法 | MBTiles対応GISでformat・範囲・ズーム・レイヤーを確認します。tile_rowはTMS方式で、一般的なXYZのyとは上下逆です。変換はy_TMS = 2^z - 1 - y_XYZです。 | 対応地図ツールにタイルURLと範囲・投影法を設定し、レイヤー名に対応するスタイルを指定します。 |
| 書き出し・変換 | タイルの抽出時は座標とmetadataを保持します。pbfの中身はgzip圧縮MVTです。画像とベクトルでは必要な処理が異なり、元地物の精度や削除した属性は復元できません。 | GeoJSON等への復元にはタイルの地理的範囲・投影法とextentに基づく座標変換が必要です。一般的なz/x/y配信ではズームとタイル位置から範囲を求めます。生成時の丸め、簡略化や切り取りで失われた情報は戻りません。 |
用途別の選び方
作りたいものや使う場面から選べます。
対応地図アプリでオフライン地図を使う
縮尺別の地図タイルを一つのファイルで渡す
MBTiles向き表示に必要なレイヤーと属性を段階的に取得する
地物をタイルに分けて配信する
MVT向き確認ポイント 1
MBTilesは複数ズームのタイル位置とmetadataをまとめます。
使い分け確認ポイント 2
MVTはレイヤー・地物・属性とタイル内座標を記録します。
使い分け選ぶ理由を詳しく
受け手がMBTiles容器と中のベクトルタイルの両方に対応するか確認します。画像タイルのMBTilesならMVTデコーダーは不要ですが、画像形式への対応が必要です。
- MBTiles 1.3のformat=pbfはgzip圧縮MVTです。抽出では圧縮の扱いとtile_rowのTMS/XYZ変換、ズームを保持します。
- MVTの描画スタイルは別途共有します。タイル化で失った精度や属性は、MBTilesへ格納しても復元されません。
よくある質問
MVTをMBTilesに入れると元の地物に戻りますか?
いいえ。格納は元の形状や属性を復元する工程ではありません。編集・再生成用の原データは別に保持してください。