FORMAT COMPARISON
MIDI vs WAV
MIDIとWAVはどちらも音楽に使われますが、MIDIは演奏イベント、WAVは再生する音声波形を保存します。
MIDIとWAV、どちらを選ぶ?
音符・テンポ・演奏を編集したり対応音源で再生したいならMIDI、完成した録音音声をそのまま再生・共有したいならWAVを選びます。MIDIからWAVへの書き出しは音源や設定で音が変わり、WAVからMIDIへの変換は自動推定で元の演奏情報を正確に戻せるとは限りません。
MIDI向き
演奏データの保存と受け渡し・作曲ソフト間の曲情報交換
- 音符・テンポ・トラックなどの演奏情報を編集したい用途
- 対応する音源で再生結果を調整できる制作
WAV向き
音声編集・収録
- 編集前の音声
- 高忠実度の保存
基本情報を比較
MIDIとWAVの主な違いを確認できます。
| 項目 | MIDI | WAV |
|---|---|---|
| 拡張子 | .mid、.midi | .wav |
| MIME Type | application/octet-stream | audio/wav |
| 主な用途 | 演奏データの保存と受け渡し・作曲ソフト間の曲情報交換 | 音声編集・収録 |
| 圧縮 | 該当なし | 非圧縮またはコーデックによる |
| 開く方法 | DAW、作曲ソフト、MIDIシーケンサーで開きます。音を確認するには再生ソフト側の音源や音色データも必要です。 | 標準メディアプレーヤー、DAW、音声編集ソフトで開けます。 |
| 書き出し・変換 | MP3やWAVへ書き出すと演奏イベントではなく音声になります。音色やテンポを確認してからレンダリングし、編集用のMIDIも別に保管します。 | 配信用にはMP3などへ変換することがあります。 |
用途別の選び方
作りたいものや使う場面から選べます。
音符・テンポ・トラックなどの演奏情報を編集したい用途
演奏データの保存と受け渡し・作曲ソフト間の曲情報交換
MIDI向き対応する音源で再生結果を調整できる制作
演奏データの保存と受け渡し・作曲ソフト間の曲情報交換
MIDI向き編集前の音声
音声編集・収録
WAV向き高忠実度の保存
音声編集・収録
WAV向き確認ポイント 1
Standard MIDI Fileは時刻付きのノートやコントローラー等のイベント列を記録し、音声波形そのものは含みません。WAVはRIFF/WAVEコンテナーにフォーマット情報と音声データを格納します。
使い分け確認ポイント 2
MIDIの再生音は音源・音色・再生ソフトに依存し、イベントを編集できます。WAVにはレンダリング済み音声があるため同じデータを再生できますが、編集は波形や音声処理が中心です。
使い分け選ぶ理由を詳しく
- MIDIをWAVに書き出すとイベントではなく音になります。WAVからMIDIを作るには音高やリズムの推定が必要で、元のトラック分離・音色・演奏イベントが完全には復元されないことがあります。