Format Atlas

FORMAT COMPARISON

FLACとWAVの違い

FLACはPCM音声を元に戻せる可逆圧縮形式です。WAVは音声を格納するコンテナで、非圧縮PCMで広く使われますが、内部のコーデックを確認する必要があります。

最終確認: 2026-09-27

FLACとWAV、どちらを選ぶ?

音源を元のPCMデータに戻せる状態で保管し、容量も抑えたい場合はFLACが候補です。録音や編集ソフトとの受け渡しで非圧縮PCMが必要ならWAVを選びます。WAVは常に無圧縮とは限らないため、コーデック、ビット深度、サンプルレートを確認してください。

FLAC向き

音楽ライブラリの保存・可逆圧縮での音声保管

  • PCM音声を容量を抑えて保存したい用途
  • 再エンコード前の配布元を残す用途

WAV向き

音声編集・収録

  • 編集前の音声
  • 高忠実度の保存

基本情報を比較

FLACとWAVの主な違いを確認できます。

項目FLACWAV
拡張子.flac.wav
MIME Typeaudio/flacaudio/wav
主な用途音楽ライブラリの保存・可逆圧縮での音声保管音声編集・収録
圧縮可逆圧縮非圧縮またはコーデックによる
開く方法FLAC対応の音楽プレーヤー、メディアライブラリ、音声編集ソフトで開きます。端末へ渡す前は、その再生アプリや機器の対応を確認します。標準メディアプレーヤー、DAW、音声編集ソフトで開けます。
書き出し・変換配布用にMP3へ変換することがありますが、非可逆変換後の音声から元の情報は戻りません。元のFLACは残します。配信用にはMP3などへ変換することがあります。

用途別の選び方

作りたいものや使う場面から選べます。

PCM音声を容量を抑えて保存したい用途

音楽ライブラリの保存・可逆圧縮での音声保管

FLAC向き

再エンコード前の配布元を残す用途

音楽ライブラリの保存・可逆圧縮での音声保管

FLAC向き

編集前の音声

音声編集・収録

WAV向き

高忠実度の保存

音声編集・収録

WAV向き

確認ポイント 1

FLACは可逆圧縮コーデックを使う音声形式で、復号すると元のPCMデータを再現できます。

使い分け

確認ポイント 2

WAVは音声データを格納するコンテナです。非圧縮PCMが一般的ですが、拡張子だけでは内部形式を特定できません。

使い分け

選ぶ理由を詳しく

  • FLACは同じPCM音声のWAVより容量を抑えやすく、WAVは編集環境との受け渡しで広く使われます。必要な再生・編集環境を確認して選びます。
  • WAVは内部format tagで音声形式を示すコンテナ

詳しく見る

関連する用途・確認手順

音声マスターを渡す前のデータ・再生確認音質保存に使うファイル形式

参考資料・仕様

用途に合わせた選び方と変換前の確認

FLACは可逆圧縮なので、対応する同一PCM音声を圧縮して戻した場合に元のサンプルを復元できます。WAVは入れ物の形式で、PCMを格納する用途が一般的です。「WAVなら常に非圧縮」と決めつけず、実際の符号化方式を確認します。

仕様・公式資料:Xiph.Org FLAC FAQ、米国議会図書館 WAVE。