Format Atlas

FORMAT COMPARISON

Brotli vs Zstandard

BrotliとZstandard(zstd)は異なる可逆ストリーム形式です。BrotliはWebコンテンツ符号化brで使われ、Zstandardは調整可能なフレーム圧縮、ストリーム処理や辞書利用などに対応します。

最終確認: 2026-09-27
最終更新: 2026-09-29

BrotliとZstandard、どちらを選ぶ?

HTTPの事前圧縮テキストでBrotli配信を利用する構成ならBrotliを評価します。アプリケーション間のデータ転送や設定可能な圧縮レベル・辞書が必要ならzstdを検討します。対象クライアント、保存方法、圧縮・展開コストを実データで比較してください。

Brotli向き

可逆圧縮ストリームの保存・対応するHTTP配信でコンテンツを圧縮する

  • Webテキストなどの配信前圧縮をサーバーとクライアントが扱える場合
  • Brotli対応ツール間の圧縮データ交換

Zstandard向き

単一ファイルやストリームの可逆圧縮・ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮

  • zstd対応環境で圧縮率と処理速度のバランスを調整する
  • ストリーミングや辞書圧縮を使う用途

基本情報を比較

BrotliとZstandardの主な違いを確認できます。

項目BrotliZstandard
拡張子.br.zst
MIME Typeapplication/octet-streamapplication/zstd
主な用途可逆圧縮ストリームの保存・対応するHTTP配信でコンテンツを圧縮する単一ファイルやストリームの可逆圧縮・ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮
圧縮可逆圧縮可逆圧縮
開く方法Brotli対応の解凍ツールやライブラリで復号します。Webサーバーで事前圧縮ファイルを配る場合は、対応するリクエストにContent-Encoding: brを付け、ファイル名・MIME・キャッシュ設定が適切であることを確認してください。zstd対応の展開ツールやライブラリを使います。未知の圧縮ファイルを扱う前に、入手元、展開後サイズ、利用可能なメモリを確認してください。
書き出し・変換gzipやzstdへ変換する場合は一度展開して再圧縮します。出力内容をチェックサムなどで検証し、実際のデータで圧縮サイズ、生成時間、配信先の対応を比較します。拡張子.brだけで中身やHTTPヘッダーを判定しないでください。gzipやxzなどへ変換する場合は、展開してから再圧縮します。変換後にファイル内容とチェックサムを比較し、圧縮方式、処理時間、サイズ、受信側互換性も確認してください。tar.zstはtarアーカイブをzstd圧縮した構成であり、.zst単体とは異なります。

用途別の選び方

作りたいものや使う場面から選べます。

Webテキストなどの配信前圧縮をサーバーとクライアントが扱える場合

可逆圧縮ストリームの保存・対応するHTTP配信でコンテンツを圧縮する

Brotli向き

Brotli対応ツール間の圧縮データ交換

可逆圧縮ストリームの保存・対応するHTTP配信でコンテンツを圧縮する

Brotli向き

zstd対応環境で圧縮率と処理速度のバランスを調整する

単一ファイルやストリームの可逆圧縮・ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮

Zstandard向き

ストリーミングや辞書圧縮を使う用途

単一ファイルやストリームの可逆圧縮・ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮

Zstandard向き

確認ポイント 1

BrotliとZstandardは別の圧縮ストリーム形式で、バイト列に互換性はありません。変換には復号と再圧縮が必要です。

使い分け

確認ポイント 2

BrotliはHTTP Content-Encoding: brで配信でき、.br事前圧縮ファイルとして置く構成もあります。zstdにはapplication/zstdメディアタイプが登録され、zstd対応アプリや配信先が必要です。

使い分け

選ぶ理由を詳しく

  • どちらも設定やデータによりサイズ・速度が変わり、単独では複数ファイルのアーカイブではありません。辞書やストリーム境界を使う場合は復号側にも同じ前提を共有します。

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参考資料・仕様