FORMAT COMPARISON
LZ4 vs Zstandard
どちらも可逆圧縮ですが、LZ4フレームとZstandardフレームにバイト列の互換性はありません。
LZ4とZstandard、どちらを選ぶ?
受け手の対応形式を先に確認し、サイズ・圧縮時間・展開時間を実データで比較します。
LZ4向き
ファイルや連続データをLZ4フレームで圧縮する
- LZ4対応の読み込み環境へデータを渡す
Zstandard向き
単一ファイルやストリームの可逆圧縮・ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮
- zstd対応環境で圧縮率と処理速度のバランスを調整する
- ストリーミングや辞書圧縮を使う用途
基本情報を比較
LZ4とZstandardの主な違いを確認できます。
| 項目 | LZ4 | Zstandard |
|---|---|---|
| 拡張子 | .lz4 | .zst |
| MIME Type | application/zstd | |
| 主な用途 | ファイルや連続データをLZ4フレームで圧縮する | 単一ファイルやストリームの可逆圧縮・ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮 |
| 圧縮 | 可逆圧縮 | 可逆圧縮 |
| 開く方法 | LZ4フレーム対応ツールで開き、整合性検査を行います。生ブロックには外部のサイズ情報等が必要で、拡張子変更だけではフレームになりません。 | zstd対応の展開ツールやライブラリを使います。未知の圧縮ファイルを扱う前に、入手元、展開後サイズ、利用可能なメモリを確認してください。 |
| 書き出し・変換 | 展開してからZstandard等で再圧縮し、展開後のハッシュを照合します。複数ファイルは先にTAR等でまとめます。辞書を使った場合は同じ辞書を保管します。 | gzipやxzなどへ変換する場合は、展開してから再圧縮します。変換後にファイル内容とチェックサムを比較し、圧縮方式、処理時間、サイズ、受信側互換性も確認してください。tar.zstはtarアーカイブをzstd圧縮した構成であり、.zst単体とは異なります。 |
用途別の選び方
作りたいものや使う場面から選べます。
LZ4対応の読み込み環境へデータを渡す
ファイルや連続データをLZ4フレームで圧縮する
LZ4向きzstd対応環境で圧縮率と処理速度のバランスを調整する
単一ファイルやストリームの可逆圧縮・ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮
Zstandard向きストリーミングや辞書圧縮を使う用途
単一ファイルやストリームの可逆圧縮・ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮
Zstandard向き確認ポイント 1
LZ4では生ブロックとフレームを区別します。
使い分け確認ポイント 2
ZstandardはRFC 8878でフレームと辞書を定義します。
使い分け選ぶ理由を詳しく
高速処理を重視してLZ4を評価する場合も、Zstandardの設定と同条件で計測します。形式名だけで優劣を決めません。
- LZ4の独立/依存ブロックとチェックサム設定を確認します。フレーム仕様だけではランダムアクセス用索引は得られません。
- 辞書を使う場合は各形式に対応する同じ辞書を読み込み側へ渡します。複数ファイルには別途TAR等が必要です。
よくある質問
拡張子を変えるだけで変換できますか?
いいえ。展開して再圧縮し、復元したバイト列のハッシュを比較します。LZ4用辞書とZstandard用辞書も交換可能とは限りません。