Format Atlas

アーカイブ

Zstandardとは

Zstandard(zstd、.zst)は、データを元に戻せる可逆圧縮形式です。圧縮レベルを選べ、フレーム単位で逐次処理でき、適切なワークロードでは辞書を使う方法もあります。圧縮率と速度はデータ、設定、実装で変わり、.zst自体に複数ファイルをまとめるアーカイブ機能はありません。

.zstアーカイブ

最終確認: 2026-09-27

この形式を選ぶ場面

  • zstd対応環境で圧縮率と処理速度のバランスを調整する
  • ストリーミングや辞書圧縮を使う用途

避けた方がよい場面

  • 受信側がzstdを展開できるか確認せずに配布する
  • 複数ファイルをアーカイブ機能なしで一つにまとめる

主な用途

  • 単一ファイルやストリームの可逆圧縮
  • ソフトウェア配布物やデータ転送の圧縮

特徴

  • RFC 8878に記述されたフレーム形式でデータを圧縮する
  • 圧縮レベルや任意の辞書を利用できる
  • MIMEメディアタイプapplication/zstdが登録されている

メリットとデメリット

メリット

  • 速度と圧縮率を設定で調整できる
  • フレーム処理によりストリーム用途にも使える
  • データ転送やソフトウェア配布で採用例がある

デメリット

  • 受信側のツールやランタイムにzstd対応が必要
  • 辞書圧縮では同じ辞書をデコード側でも用意する必要がある
  • 複数ファイルをまとめるにはtarなど別のアーカイブが必要

開く・変換する

開く方法

zstd対応の展開ツールやライブラリを使います。未知の圧縮ファイルを扱う前に、入手元、展開後サイズ、利用可能なメモリを確認してください。

変換方法

gzipやxzなどへ変換する場合は、展開してから再圧縮します。変換後にファイル内容とチェックサムを比較し、圧縮方式、処理時間、サイズ、受信側互換性も確認してください。tar.zstはtarアーカイブをzstd圧縮した構成であり、.zst単体とは異なります。

注意点

  • 可逆圧縮は元データを復元できますが、圧縮ファイルが安全であることを保証しません。信頼できない内容は隔離環境で扱ってください。
  • 辞書を使うストリームは適切な辞書なしでは復号できない場合があります。
  • 高い圧縮設定は圧縮に必要な時間やメモリを増やす場合があります。

FAQ

Zstandardとzstdは別の形式ですか?

いいえ。Zstandardは形式・アルゴリズムの名称で、zstdは一般的な略称および参照実装名です。

.zstは複数ファイルをまとめますか?

いいえ。.zstは圧縮ストリームです。複数ファイルを一つにまとめるにはtarなどのアーカイブと組み合わせます。

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参考資料・仕様