Format Atlas

FORMAT COMPARISON

Parquet vs Zarr

Apache Parquetはテーブルを行グループと列チャンクに分けてファイルに記録する列指向形式です。Zarrは多次元配列をチャンクに分け、配列メタデータとともにストアへ保存する仕様です。

最終確認: 2026-09-27

ParquetとZarr、どちらを選ぶ?

分析クエリで必要な列を選び、表形式データを列単位で圧縮・走査するならParquetを選びます。大きな多次元配列をチャンク単位で読む、またはオブジェクトストレージで扱うならZarrを検討します。

Parquet向き

分析基盤向けの列指向データ保存

  • 必要な列だけを読み込む大規模な表形式データ

Zarr向き

大規模な多次元配列をチャンク単位で保存・交換する・クラウドストレージ上の科学データを扱う

  • 配列の一部だけを効率よく読み込む
  • 分割データを複数ツールで共有する

基本情報を比較

ParquetとZarrの主な違いを確認できます。

項目ParquetZarr
拡張子.parquet.zarr
MIME Typeapplication/vnd.apache.parquet
主な用途分析基盤向けの列指向データ保存大規模な多次元配列をチャンク単位で保存・交換する・クラウドストレージ上の科学データを扱う
圧縮columnar_dataoptional_codecs
開く方法Parquet対応の分析ツールやライブラリでスキーマ、列、行数、型を確認します。Zarr対応ライブラリや解析ソフトで開き、仕様バージョン、配列形状、チャンク、codec、属性を確認します。ローカルではディレクトリ全体、クラウドでは必要なキー群を保持し、作成元のメタデータ規約も確認してください。
書き出し・変換CSVなどから変換する際は、型、null、日時、文字コード、パーティションの扱いを確認します。netCDFやHDF5との変換では次元、型、チャンク、属性、座標規約の対応を確認します。変換先で一部構造やcodecを扱えない場合があるため、元データを保存し値を検証してください。

用途別の選び方

作りたいものや使う場面から選べます。

必要な列だけを読み込む大規模な表形式データ

分析基盤向けの列指向データ保存

Parquet向き

配列の一部だけを効率よく読み込む

大規模な多次元配列をチャンク単位で保存・交換する・クラウドストレージ上の科学データを扱う

Zarr向き

分割データを複数ツールで共有する

大規模な多次元配列をチャンク単位で保存・交換する・クラウドストレージ上の科学データを扱う

Zarr向き

確認ポイント 1

Parquetの行グループには列チャンクがあり、ファイルメタデータが各列チャンクの位置を示します。Zarrは配列のshape・型・chunk grid・codec等のメタデータとエンコード済みチャンクをストアに置きます。

使い分け

確認ポイント 2

Parquetは表の行と列を基準にします。ZarrはN次元配列の軸とチャンクを基準にし、どちらも実データ形状に合う分割設計が性能を左右します。

使い分け

選ぶ理由を詳しく

  • 変換では行/列や次元の対応、型・null/欠損値、単位、時刻・座標メタデータ、圧縮codec、チャンク/row group単位の読取性能を検証してください。Zarrストアはメタデータと全チャンクをそろえて移す必要があります。

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参考資料・仕様