Format Atlas

データ

LASとは

LASはASPRSが管理するオープンな点群交換形式です。LiDARや他の計測から得たX・Y・Z座標に、強度、リターン番号、分類、GPS時刻、RGB、スキャナー情報、追加属性などをpoint data record formatに応じて格納し、ヘッダーや可変長レコードでメタデータを持ちます。現行のLAS 1.5とLAS 1.4以前では利用可能なポイントレコードや座標参照系の扱いが異なり、古いソフトとの互換性を確認する必要があります。LASは非圧縮で、可逆圧縮版LAZとはファイルサイズと処理互換性の選択が異なります。

.lasASPRS標準の3D点群交換

最終確認: 2026-09-27

この形式を選ぶ場面

  • 座標・強度・リターン・分類・時刻・追加属性を点レコードとして扱う
  • ASPRS LASバージョンとpoint data record formatを明示して受け渡す

避けた方がよい場面

  • 大規模点群を可能な限り小さく圧縮して転送する
  • LASバージョンや座標参照系を確認せず異なるソフト間で受け渡す

主な用途

  • LiDAR等から得た分類・属性付き3D点群をツール間で交換する
  • 非圧縮の点データを標準的な形式で検査・処理する

特徴

  • ASPRS LASの版とpoint data record formatで点レコードのフィールドが決まる
  • ヘッダー・VLR・EVLRに範囲や座標参照系などの情報を記録する
  • 点座標はscaleとoffsetを使う整数値として保存される
  • LAS 1.5はCRSにWKTを必須としLAS 1.4以前とは要件が異なる

メリットとデメリット

メリット

  • オープン仕様に基づき点群交換で広く使われる
  • 非圧縮のため対応ツールで直接読み書きしやすい
  • classification・return・intensityなど計測点の属性を保持できる

デメリット

  • 非圧縮なので同内容のLAZよりファイルが大きくなりやすい
  • LASバージョンとpoint record形式の組合せで互換性が異なる
  • 座標系・軸・単位・scale/offsetを誤ると位置や精度を誤解する

開く・変換する

開く方法

ASPRS LASの対象バージョンとpoint record形式に対応する点群/GISソフトで開きます。ヘッダーのバージョン、点数、座標範囲、scale・offset、CRS/WKT、VLR/EVLR、分類とリターンを確認してください。LAS 1.5ではCRS記録の要件が変わるため、読み手の対応版を確認します。

変換方法

LASをLAZにすると通常はポイントデータが可逆圧縮され、互換ツールでLASへ戻せます。ただしメタデータや付随ファイルも含めて変換後を比較してください。LASバージョン変更では対応record format、WKT/GeoTIFF等のCRS表現、waveform/extra bytesの扱いを検証し、単なる拡張子変更にしないでください。

注意点

  • 座標が整数で格納される場合、scaleとoffsetなしに元の座標値や精度を解釈できません。
  • 座標参照系・軸順・単位・鉛直基準を確認し、CRS情報がない/不完全なファイルを推測だけで位置合わせしないでください。
  • ヘッダー点数や範囲、VLR/EVLRと実レコードが整合するか確認し、不完全な転送や破損を検出します。
  • 計測点群に位置・施設・地形や取得条件が含まれる場合があります。公開前に機微な場所や契約上の共有条件を確認してください。

FAQ

LASとLAZはどう違いますか?

LASは通常非圧縮で、LAZは対応するLAS point data recordを可逆圧縮します。互換性と容量を比べて選びます。

LASファイルにCRSは必ずありますか?

バージョンで要件が異なります。LAS 1.5はWKTのCRS記録を必須とするため、ヘッダーと適用バージョンを確認してください。

LAS 1.5はLAS 1.4と同じですか?

いいえ。LAS 1.5ではサポートするrecord formatやCRS等の仕様が変わり、古い読み手との互換性確認が必要です。

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関連する用途・確認手順

点群をLAS・LAZ・E57で受け渡す手順

参考資料・仕様