Format Atlas

PRACTICAL GUIDE

音声マスターを渡す前のデータ・再生確認

保存形式を選んだ後、音声条件とメタデータを記録し、変換後のデータと受け手での再生を別々に確認します。

最終確認: 2026-09-28

迷ったら、ここで選ぶ

  • 音声条件と納品範囲を記録する
  • 変換とメタデータを照合する
  • 受け手の環境で再生する

音声条件と納品範囲を記録する

コーデック、サンプルレート、整数・浮動小数点、ビット深度、チャンネル数と順序、尺を記録します。ステムは開始位置とファイル名の対応も合意します。WAVの拡張子だけでPCMと決めず、編集プロジェクトと書出し音声を分けて保管します。

変換とメタデータを照合する

無変更の整数PCMをFLACへ可逆保存する場合と、リサンプル・量子化・音量調整を伴う場合を分けます。前者は同じサンプル表現で復号後データを比較し、後者は変更条件を記録します。タグ、キュー、埋め込み情報が別形式でも自動保持されるとは考えません。

受け手の環境で再生する

対応アプリで最初・中間・最後を試聴し、チャンネル割当、無音、途切れ、クリップや尺を確認します。ステムは共通開始位置へ並べて同期を点検します。チェックサム一致は転送の同一性を確かめるもので、ミックスの意図や再生品質の保証ではありません。

候補形式

WAV

向く場面:合意した音声条件で制作工程へ渡す

向かない場面:WAVなら内部コーデックやチャンネル確認が不要と考える

FLAC

向く場面:対応する整数PCMを可逆圧縮で保存する

向かない場面:浮動小数点WAVを無条件で同一データのまま保存できると考える

関連する比較

注意点

  • 原音、設定、一覧、チェックサムを残します。可逆コーデックでも変換前のリサンプル等による変更は元に戻りません。
  • 利用許可と音声・タグの個人情報を確認します。自動正規化などの再生設定を記録し、制作原本を上書きしないでください。

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参考資料・仕様