Format Atlas

PRACTICAL GUIDE

科学配列データを受け渡す前の確認手順

netCDF・HDF5・Zarrの配列を、意味・必要ファイル・読み取り環境をそろえて受け渡します。表データの形式選びとは別に、次元と欠測値の解釈を検証します。

最終確認: 2026-09-28

迷ったら、ここで選ぶ

  • 配列の意味を記録する
  • 配布単位をそろえる
  • 受け手側で値を照合する

配列の意味を記録する

変数名、型、次元の順序、座標、単位、時間軸の規約を記録します。欠測値や充填値を0と同一視せず、scale_factor・add_offsetを使うデータでは保存値と復号後の値を区別します。

配布単位をそろえる

netCDFの内部形式、HDF5の外部リンク先とフィルター、Zarrの版とcodec対応を確認します。Zarrは必要なメタデータとチャンクをそろえ、意図的な未保存チャンクに対するfill_value規則と転送による欠落を区別します。

受け手側で値を照合する

書き込みを完了した版を渡し、受け手のライブラリで代表スライスを読みます。shape、軸順序、属性、欠測マスク、復号後の値を元データと照合し、丸めや非可逆変換の許容差を記録します。

候補形式

netCDF

向く場面:次元・変数・属性を対応する科学ツールへ渡す

向かない場面:拡張子だけで内部形式を判断する

HDF5

向く場面:グループと配列を階層で管理する

向かない場面:外部リンク先や必要なフィルターを省略する

Zarr

向く場面:配列チャンクをストアで管理する

向かない場面:メタデータだけをコピーして完了とする

関連する比較

注意点

  • 元データと変換条件を保持します。チェックサム一致は転送の確認であり、単位や科学的解釈の正しさを保証しません。
  • 属性や座標に機密情報が含まれることがあります。ストアの認証情報を原稿や共有ファイルへ埋め込まず、共有権限を確認します。

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参考資料・仕様