Format Atlas

PRACTICAL GUIDE

動画コンテナを選ぶファイル形式

拡張子だけでは再生互換性を判断せず、コンテナ、内部コーデック、字幕、配信先をまとめて確認します。

最終確認: 2026-09-22

迷ったら、ここで選ぶ

  • 一般的な配信の候補 → MP4
  • Web向け配信を検討 → WebM
  • Apple系編集環境 → MOV
  • 複数トラックを管理 → MKV
  • 既存のAVI・3GP・FLV → まず再生と内部コーデックを確認

コンテナとコーデックは別のもの

MP4やWebMなどは映像・音声・字幕を格納するコンテナです。再生できるかどうかは、内部の映像・音声コーデック、プレーヤー、ブラウザ、配信基盤にも左右されます。

既存動画の移行は元ファイルを残す

AVI、3GP、FLVなどの既存資産を変換する場合は、元ファイルを保管します。変換後は映像、音声、字幕、尺、同期を対象端末で確認します。

候補形式

MP4

向く場面:対象環境を確認した一般的な動画配信

向かない場面:内部コーデックを確認しない一律の変換

WebM

向く場面:WebM対応環境でのWeb配信

向かない場面:対応確認なしの単独配信

MOV

向く場面:対応する編集環境での動画制作

向かない場面:受け手の再生確認なしの配布

MKV

向く場面:複数トラックを含む動画の管理

向かない場面:対応が限定される受け手への無確認配布

AVI

向く場面:既存AVI資産の確認

向かない場面:新規の一般的なWeb配信

FLV

向く場面:既存FLV資産の確認と移行

向かない場面:新規の一般的なWeb動画配信

関連する比較

注意点

  • 同じ拡張子でも内部コーデックが違えば再生できないことがあります。
  • 配信前に対象ブラウザ、端末、アプリで再生テストしてください。

関連Guide

参考資料・仕様

拡張子が同じでも再生できない理由

MP4やWebMは映像・音声をまとめるコンテナです。H.264、AV1などは映像のコーデック、AAC、Opusなどは音声のコーデックです。再生には入れ物と中身の両方への対応が必要なので、同じ.mp4でも機器やソフトによって再生できるかが変わります。

確認する項目確認する理由
コンテナMP4、WebMなど、受け渡し先が扱える入れ物か
映像・音声コーデック再生するブラウザやアプリが復号できるか
解像度とフレームレート再生先の性能・要件に合うか
字幕・音声トラック必要な内容が変換後も残っているか

再圧縮を伴う変換では画質が変わることがあります。変換後は短い区間だけでなく、音声と映像の同期、字幕、長さも確認してください。

参照:MDN Media container formats。